かと物騒な世の中になってきたので、ここらでこの音楽を・・


本日紹介する音楽は、きっとほとんどの人が耳にしたことがあるこの音楽。

【We Are The World】 です。


この音楽の元々の目的は、アフリカの貧しい人々を助けるために、
チャリティー募金をするために、
アメリカが、豪華アーティストを集結させて無償で音楽を制作した、
珠玉の音楽です。

作詞作曲は、今は亡き【マイケルジャクソン】 【ライオネル・リッチー】
この2人の共同制作によってこの音楽は生まれました。


ちなみに、動画の音楽はCimorelliバージョンですが、
歌詞は、アフリカの人たちを目的とした歌詞ではありません。


以前、ハイチで大規模な地震・津波が起きたのを覚えていますか?
あの時の被害によって、家が無くなったり、
家族を亡くして孤独になった、子供たちが大勢発生してしまいました。

その時に、実に25年ぶりに、チャリティー募金をしようということで、
その時代の大物アーティスト達が集結して、歌い上げた曲、
それが【We Are The World 25 For Haiti】 です。

この音楽が、アフリカの歌詞とどう違うのかといったら、
大きくはハイチへメッセージを込めたラップが追加されたことです。

Cimorelliバージョンは、ラップこそ取り入れていませんが、
音楽の基礎はハイチバージョンを参考にしています。


・・・と、まぁこの動画の説明をしましたが、
本日、どうしてこの音楽を取り上げようと思ったのか、


それは、音楽の目的と多少ずれていますが、
冒頭でも挙げたとおり、
何かと物騒になってきました。

その物騒の話題となっているのが
イスラム国です。

やはり戦いでしか、解決の糸口は無いのでしょうか。
戦争は、一方が勝てば、一方は負けてしまいます。

視点によっては、勝つことにより、
戦争によって裕福になる人もいるでしょう。

しかし、勝ち負け関係なく、不幸な方たちがいます、
それは、戦争に参加していない戦争区域に住んでいる一般市民です。


この人たちは、現在進行形でいつ死ぬかわからない状況、
また、ライフラインが切れれば、
生活にも支障をきたします。

ヨーロッパに難民がたくさん訪れているのは
そういった苦境から少しでも逃れたいが為です。


ですから、この人たちが、アフリカやハイチと同じような
貧困・飢餓の対象にあてはまるかといえば、
自然災害と人災の違いこそありますが、
被災対象に当然あてはまると思います。


この歌には、直接的な反戦を込めたメッセージはありませんが、
命ある人間すべてが、平和に過ごしてほしいという
メッセージが込められています。



・・・・というわけで、この度はこの音楽をチョイスさせていただきました。

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There comes a time when we heed a certain call
When the world must come together as one


There are people dying
And it's time to lend a hand
To life the greatest gift of all


We can't go on pretending day by day
That someone, somehow will soon make a change

We are all a part of god's great big family
And the truth, you know, Love is all we need


※サビ---------------------------------------------------

We are the world, we are the children
We are the ones who make a brighter day
So let's start giving


There's a choice we're making
We're saving our own lives
It's true we'll make a better day
Just you and me
------------------------------------------------------------



Send them your heart
So they'll know that someone cares
So they cries for help will not be in vein


As god has shown us by turning stone to bread
Right now they need a helping hand



※サビ くり返し



When you're down and out
There seems no hope at all

But if you just believe
There's no way we can fall


Well let us realize that a change can only come
When we stand together as one


※サビ くり返し


※サビ くり返し


※サビ くり返し


We are the world, we are the children
We are the ones who make a brighter day
So let's start giving

You and I
You and I
We amplified the love we watching multiply
Feeling like the Worlds end
We can make the World win
Like Katrina, Africa, Indonesia
And now Haiti needs us, they need us, they need us



※サビ くり返し


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
【和訳】


この時こそ、私たちがあの声に耳を傾ける時が来た
世界が一つにならなければいけない時・・


瀕死の人がいるのです
手を差し伸べる時です
生活の為の、すべての最高の贈り物を


私たちは、日を追うごとに
見て見ぬふりをすることができません
つまり、誰かが何らかの形で変えていかなければ・・

私たちは全員が神の子、大きな家族です
真実は、あなたも知っているとおり
愛は私たちの必要なすべてなんだ


※サビ --------------------------------------------
私たちは世界 私たちは子供
輝く日を作るのは私たちなんだ
さあ、始めよう


私たちには、作り上げる選択肢があるよ
私たちは、私たち自身の命を救うんだ

本当だよ
私たちは素敵な日を作っていくんだ
あなたと私で

--------------------------------------------------------



(被災した)彼らに送ろう!あなたの気持ちを
そこで彼らは知るでしょう
誰かが気にかけてくれていることに
彼らには助けを呼ぶエネルギーは残ってないのだから


神は石をパンに変え、
貧しい人たちに救いの手を差し示してくれたように
今、彼らには助けを差し伸べてくれる手が
必要なんだ



※サビ くり返し



あなたが困窮のどん底に立たされたのなら
希望など、まるでないよね

でも、もしあなたがずっと信じるならば
これ以上にどん底になる事はないんだ


さぁ確かめよう 私たちが一丸となって立ち上がれば
世界を変えることができることを 


※サビ くり返し


※サビ くり返し


※サビ くり返し


私たちは世界 私たちは子供
輝く日を作るのは私たちなんだ
さあ、始めよう

あなたと私
あなたと私
増幅させた愛を、この目で確かめるんだ

世界が終わるような時であっても
私たちなら、世界を救うことができる
カトリーナ、アフリカ、インドネシアのように
そして今、ハイチは私たちを必要としている
彼らには私たちが必要なんだ
私たちを必要なんだ



※サビ くり返し


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いかがでしたでしょうか?
この歌の和訳はたくさんの人が翻訳していますので、
いまさら感はありますが、
Cimorelliバージョンの和訳は、たぶん誰もしてなかったので、
僕なりに和訳解読したつもりです。

※Cimorelliバージョンは、歌詞が多少変わっています


すでに、歌詞がメッセージですから、
改めてこの場で歌詞の説明はしません。

ですが、ひとつだけ、、
サビの最初のワンフレーズ
"We are the world, we are the children "
こちらですが、上記では普通に直訳したのを載せていますが、

直訳すると、
"私たちは世界 私たちは子供"
となり、少々理解に苦しみますよね?

これは宗教的な表現なのですが、
キリストやカトリックの教えによると、
『私たち人間は、全員が神の一部であり神の子』
と表現されています。

私たち人間の行動で世界そのものも変わっていく
世界の未来は私たちの手の中にあるので、
『私たちは世界』と表現できるのです。


そして、私たちは全員が神の子供という意味で
『私たちは子供』と表現しています。


このフレーズは、歌で何度も繰り返し歌っていることから、
この言葉こそ、この歌に込められた真意なのだと思います。




さて、話は変わりますが、
かつてこの歌は、日本へも歌ってくれた時があります。

みなさんもご存じ、東日本大震災の時です。
あの時、私自身福島県のいわき市のアクアマリン福島の近くに住んでいたので、
地震と津波と放射能のトリプルで被災してしまい、
引っ越しを決断せざるを得ない状況に陥り、数か月は不安で仕方なかった時がありました。

その時に、とある国が日本にこの歌を歌ってチャリティコンサートを開催してくれたのです。

その国が、僕の大好きな国 オランダです。



この企画は、地震発生からたった一か月後という速さで
企画してくれました。

オランダは九州程の大きさの国なのですが、
心の大きさは、国の大きさには関係ないんですね。

とても感動したのを覚えています。

また、この動画に出てくるゲストの女の子が
国旗の端っこにポツンといるのですが、
音楽の最後に日本代表としてお礼のメッセージを言っています。

私たち自身もこの歌に助けられたのだなと思うと、
いろいろ感慨深い曲なのです。



今度の対象は、中東・そして自然災害がまた頻繁になりつつあるアフリカでしょうか。
戦争が拡大したら、拡大した分だけ被災者が現れます。

今の私たちにできる事といったら何でしょう。
祈る事や、ささいな寄付くらいなものでしょうか?

言葉ではたくさん言えますが、行動に移すことのなんと難しいことか。

考えれば考えるほど、答えは見つからなくなるので、
それ以上は考えないようにしています。

・・・という事で、この音楽で少しでも平和を願う人が増えたら幸いです。

本日も長々と書きましたが、最後まで見てくれた方、
ありがとうございました★


今回は少し時間をかけて描いてみました
とある写真を参考にしましたが、世界と子供を表現したかったので、出来には結構満足しています




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