《男女の恋愛における価値観の違いが見事に歌詞化された感動曲です》




え方こそ、アメリカ的だが、
これは男女の恋愛の真髄がわかりやすく歌詞に込められているこの曲。

最近つくづく思います。
世界が好む今の時代のソングスタイルはEDMなのかと。

歌詞は短く、音楽は繰り返し、
ベース音が響くスタイル

これがEDMのスタイル


ですが、これが不思議と耳に残って
且つ、歌詞がみじかく簡素化されている分
覚えやすく、脳内にリピートされていく感じ


歌詞が簡素化されていても、言葉に重みがあって、
これが、今の時代の私たちには、心地よく感じるのかもしれません。


もし、この曲がEDMじゃなかったら、おそらく記憶に残らなかったかもしれない
この曲を紹介します。

繰り返しのスタイルが、僕の脳内に長く残り、
次第に歌詞がとても好きになった曲です。 

タイトルは【Something Just Like This】
日本語にすると【こんな何か】 です。
あまりに抽象的ですよね (°_°)

まぁ実際、歌詞中では、
I want something just like this.
という文になっていますので、
おそらく、短縮した形で曲名にしたんだと思います。

この場合ですと
私はこんな何かが欲しい
と訳せます。まぁどっちにしろ、何が欲しいの!? と思いますが・・

ですが、この抽象的な表現が、この曲を引き立てています。

歌っているのは【The Chain Smokers】
そしてなんと一緒に【Coldplay】も一緒に歌っています。

Coldplayは4人組のアーティストです。

まずは奥が深い音楽をお楽しみください。

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I've been reading books of old

The legends and the myths

Achilles and his gold

Hercules and his gifts

Spiderman's control

And Batman with his fists

And clearly I don't see myself upon that list


But she said, where d'you wanna go?

How much you wanna risk?

I'm not looking for somebody

With some superhuman gifts

Some superhero

Some fairytale bliss

Just something I can turn to

Somebody I can kiss


サビ ------------------------------

I want something just like this

Doo-doo-doo, doo-doo-doo

Doo-doo-doo, doo-doo

Doo-doo-doo, doo-doo-doo

Oh, I want something just like this

Doo-doo-doo, doo-doo-doo

Doo-doo-doo, doo-doo

Doo-doo-doo, doo-doo-doo

-------------------------------------


Oh, I want something just like this

I want something just like this

② 

I've been reading books of old

The legends and the myths

The testaments they told

The moon and its eclipse

And Superman unrolls

A suit before he lifts

But I'm not the kind of person that it fits


She said, where d'you wanna go?

How much you wanna risk?

I'm not looking for somebody

With some superhuman gifts

Some superhero

Some fairytale bliss

Just something I can turn to

Somebody I can miss


I want something just like this

I want something just like this


サビ くり返し


Where d'you wanna go?

How much you wanna risk?

I'm not looking for somebody

With some superhuman gifts

Some superhero

Some fairytale bliss

Just something I can turn to

Somebody I can kiss

I want something just like this


Oh, I want something just like this

Oh, I want something just like this

Oh, I want something just like this

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【和訳】


たくさん昔の伝説と神話の

本を読んできた
アキレスの強靭さ
ヘラクレスの天賦の才
スパイダーマンのコントロール
バットマンから繰り出されるパンチ
当然ながら、この伝説的なリストに僕は載っていない


でも彼女は言ったんだ、

あなたはどこを目指しているの?
どれだけ冒険したいの?

私は探してなんかないのよ
すごい才能を持った人や

スーパーヒーローとか
おとぎ話的な人なんか・・

私には一緒に夢中になれる何かを

キスできる気分になれる誰かを探してるの

※サビ ------------------------------
私は、こんな何かが欲しいの
私が欲しいのは、そんな【何か】


-----------------------------------------

私は、こんな何かが欲しい
私は、そんな何かが欲しい




たくさん昔の伝説と神話の

本を読んできた
彼らが言った名言

月の光が欠ける時に
スーパーマンが
その服を脱いだとしても
僕にはその服は合わない


彼女は言ったんだ、

あなたはどこを目指しているの?
どれだけ冒険したいの?
私は探してなんかないのよ
すごい才能を持った人や
スーパーヒーローとか
おとぎ話的な人なんか・・

私には一緒に夢中になれる何かを

いないと寂しく思える誰かを


※サビ くり返し 

 

あなたはどこを目指しているの?
どれだけ冒険したいの?
私は探してなんかないのよ
すごい才能を持った人や
スーパーヒーローとか
おとぎ話的な人なんか・・

私には一緒に夢中になれる何かを

キスできる気分になれる誰かを探してるの
私が欲しいのはそんな【何か】なのよ

私は、こんな何かが欲しい
私は、こんな何かが欲しい
私が欲しいのは、そんな【何か】
 


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いかがでしたでしょうか?

冒頭でお話ししましたが、
この音楽がアメリカ的という意味は、
この歌詞上に出てくる、キャラクターを指しています。

当然ながら、このキャラクターは世界で人気で、
日本でも当然知られています。
映画もたくさんありますよね。

歌詞上に出てくる、その人物は 、

アキレス
ヘラクレス
スパイダーマン
バットマン
スーパーマン

です!

上2人はギリシャ神話に出てくる
人気トップ2の半神半人の英雄です。


下3人は、映画でご存知の方も多いと思います。
アメリカンコミック上の英雄です。

共通点は
【英雄】そして【強い】ということです。


アキレスとヘラクレスは、名前は知ってても日本では馴染みがないかもしれません。
実は実際の発音が全然違います。

アーキリース
ハーキュリース


こう発音しないと海外ではまず伝わりません。
正直、ヘラクレスに関しては、
なぜ日本ではこのように発音が定着したのか、ちょっと謎です 笑

Hercules

・・まぁスペルの綴りをみれば、
ヘラクレスと呼びたくなる気持ちもわかりますが・・

じゃあこれ↓
Michael

この単語をパッと見て、言葉に出して見てください。
実は、呼び方が複数あるのをご存知ですか?
ヘラクレスもその感覚に似ています。

ちなみに今の名前はミカエル・マイケル・ミシェル・ミハイル等。

まぁ国によってスペルの発音が違うのにも由来していますが、
ヘラクレスが通じるのは、おそらく日本のみだと思います。


次にアキレスですが、彼はギリシャ神話では2番目に有名だと思います。
そして、私たちの体に、この人物に由来する箇所があります。

【アキレス腱】です。

これは、アキレスの母親が、乳児のアキレスを強くしたい思いにより
強靭になれる川に、足だけ掴んで逆さまに川に突っ込ませました 笑

これにより、彼は無敵並みの体になったのです。
そのおかげもあり、数々の強敵に討ち勝っていきました。

ですが、とある場所で、最弱の敵だった相手に、
足を弓で射抜かれてしまったのです。

無敵だったアキレスが足を射抜かれた・・・
その怪我は、母親が掴んでいた場所。
つまり、川に浸らなかった場所なんです。

そこだけは、無敵ではなかったのです。

最弱の敵に最強が殺られた皮肉もあって、
人間の【弱点】という意味で、その箇所が
Achilles heel  すなわち
アキレス腱と名ずけられました。

 

ヘラクレスは、ディズニーでも映画化されている程の、
ギリシャ神話で一番強く逞しく、人気のある英雄です。
アキレスの説明で、だいぶギリシャ神話編にそれてしまったため、
彼の説明は割愛します。彼の説明をすると、
12の試練についても話したくなってしまうので ・・笑

また、アベンジャーズの3キャラは
知らないかたは、映画を見ていただけたらと思います。



さて、歌詞に戻りたいと思います。
歌詞の単語は特に難しいものはありません。

ですが、簡単そうで、実は解釈が難解なものが1つありました。

Achilles and his gold  です。

この gold が曲者です。
普通に解釈すれば、
アキレスの黄金、アキレスの富 などと訳せますが、
ギリシャ神話において、彼の金に関する話などありません。

これはおそらくですが、スラング的な意味として、
Gold = かっこいい  
と解釈するんだと思います。

実は、彼はすごく整った顔つきだったと記載されています。

その訳し方だと歌詞がスムーズに理解できるので、
ちょっと解説させていただきました。
 

※2018/5月4日更新 
いまさらですが、Goldに対しての最も納得のいきやすい
解釈がわかりました。

彼の強靭な体とかけて、硬さの意味をこめて
と表現したんだと思います。


本来なら、硬い鉱物でしたら、金よりも硬いのは
まだまだあり、例えるならダイヤモンドとか
でも良いのでは
と、思うでしょうが、あえてGoldとしたのは、
おそらく、その手前の歌詞
I've been reading books of old 
【old】 の韻をふむのに都合が良いからだと思います。
これだとかなりしっくりきます。
あーーなんで気づかなかったんだろう 笑        
       

さて、この歌の流れを簡単に説明すると、
男女のカップルの望む葛藤を男性視点で歌詞化されていて、
どちらかというと、女性の想いに包まれてこようと
思い直してきている歌なのです。


以前紹介した、同アーティストのヒット曲
Closer(←和訳ブログあり クリック)という歌と違って、
今回歌っている人は1人です。

ですが、男性側でありながら、
でも彼女はこう言っていた   と
心の中で、女性の主張を思い出しています。

今回、歌詞中の男女の主張をわかりやすく色を変えています。
青が男性
ピンクが女性の 想いです。


男性の思いは、とっても具体的に人物まで表記されています。
最初の歌詞では、英雄4人の長所を語り、
本当はこんな感じにビッグな人間になりたかったんだけど、
なれなかった
と彼女に相談したかのような歌詞になっています。

落胆している歌詞です。

しかしそれとは対照的なのが女性側の視点です。

But She said  
でも彼女は言ったんだ
 

から始まる、彼女の想い。


あなたが何を目指しているのかわからない。
私が欲しいのは、そばに身をよせられる【何か】
安心してキスをできる【何か】
そんな【何か】が欲しいの



この想いを必死に男性に伝えているのを、
男性が思い出しているのです。


ここで見えてきたと思います。
この曲の最大のテーマは
【必死に伝えている彼女の純愛の歌】
なのです。


つまり、男女の理想としている考えが
すれ違っているということが見て取れます。


僕は、男ですので、この歌の気持ちがよくわかります。
そして過去に、女性側のこの歌詞のような想いが理解できなかったために
当時、彼女と別れてしまったんだと
後々になって、
理解し
後悔してしまうのです。


みなさんは、こんな経験あったりしましたか?

そして、理解してしまったがために、
結構な時間、引きずってしまったことありませんか?
僕はありましたよ・・・


ずばり男というものは、
BIG になろうと躍起になるものです。


言葉をかえれば、
大きな夢に向かって右往左往する生き物なのです。


ただ男性の主張を代弁するとすれば、
この夢が叶えば、そばにいる女性を幸せにできる。
喜んでもらえる、と考えているからなのです。


ですから、いわば長い目で見てるだけで
彼女の事を考えていることには違いないのです。


ですが、女性の感性は、男性の考えとは違うのです。

女性は、いつだって【今】欲しいのです。
歌詞にあるように、安心してキスができるような
【何か】が欲しいのです。


そして、男性側は、その【何か】が足りないのです。
それが何なのか、男性側が理解できなければ、
この男女の気持ちはすれ違ってしまうことを意味しています。

この歌は、それを男性側の視点で葛藤しています。
ですから、サビの
I want something just like this は、
本来は女性の主張ですが、
心の中で、答えを探している男性の気持ちも表している
という事を理解していただけたらと思います。


じゃあ結局【何か】とはなんなのか?
これは大まかに言えば
おそらく【愛】に間違いはありません。

ですが、愛というものほど、
可視化できず、不確かなものはありません。



せめて、愛に色でもあって、オーラみたいにわかれば、
どれだけ恋愛に苦労しなかったか。。笑


だから、愛と一括りにはできません。
愛が伝わるような、何かが欲しいのだと思います。

もちろん明確な答えはありません。
もしかしたら、女性の方々は、既にわかっているのかもしれませんが。


ただ、
男というものは、愛のために、
いつも遠回りしつつもなんだかんだ必死になっているんですよ。

伝えかたが不器用なだけです。
この歌詞や過去の自分の経験から考えれば。


ですが、女性はいつだって、ストレートに愛を考えていると思います。
この思考は、男性が自分の事を考えて行動しているに対して、
女性は、自分を顧みず男性の事を考えている 【純愛】を意味します。


この女性の果実100パーセントの愛を注いでくれる想いこそ

この歌の真髄です。

先ほど、すれ違うという表現こそしましたが、
この歌は、お互い深いところでは両想いな歌です。
互いが好きだからこそ複雑に悩むちょっとしたすれ違いです。
シンプルな所ではしっかりと繋がっているという点は
一応補足しておきます。
        
        
       
恋愛とは、今も昔も変わらないものです。
どんなにテクノロジーが進化しようとも、
機械のスイッチひとつで、
愛を操ることなど、現代の利器であってしてもできません。



だからこそ、恋愛というものが人生にとっては、
今もかわらず、崇高な存在として、
世界中の人たちを、良くも悪くも悩ませています。



私自身を含め、みなさんも愛のために
【何】が必要なのか、この歌を通じて考えて見ても良いかもですね。


この度も長々でしたが、見てくれたかた、ありがとうございます★ 


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伝わって欲しいこの想い・・・的に