《誰もが一度は聞いたことがある、懐かしい曲です》


の動画は、日本のわらべ歌や懐かしい歌を
主に外国人向けに説明している動画です。


ですが、日本人にも分かるように、丁寧に字幕を入れてくれています。

更に言うなれば、この曲はどことなく聞いたことのある、
日本の曲と思いがちですが、ルーツはアメリカにあります。

この曲のタイトルは【Home On The Range】といいます。
そして日本バージョンの曲は【峠の我が家】です。

なぜだかこの曲を何度も聞いたことがあると思いませんか?
その理由は〇〇にありました。

答えは和訳の後に説明しますね。

この度は、起源であるHome On The Range の、そのままの和訳を、
載せていきたいと思います。

・・といっても、動画の字幕をそのまま写したにすぎません。

※こちらは、あらかじめ動画の作成者に許可をもらった上で、
協力していただきました。



とても懐かしく感じる、アメリカンフォークソングを
お楽しみください。

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Oh, give me a home, where the buffalo roam
Where the deer and the antelope play
Where seldom is heard a discouraging word
And the skies are not cloudy all day.

Home, home on the range
Where the deer and the antelope play
Where seldom is heard a discouraging word
And the skies are not cloudy all day.


How often at night, when the heavens are bright
With the light from the glittering stars
I've stood there amazed, and asked, as I gazed,
If their glory exceeds that of ours.

Home, home on the range
Where the deer and the antelope play
Where seldom is heard a discouraging word
And the skies are not cloudy all day.

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【和訳】


ああ、家を持ちたい。バッファローが歩き回り
鹿や、アンテロープが遊ぶところに
希望をなくすような言葉は、誰もほとんど口にせず
空が一日中雲で、覆われるようなことないところに

あこがれの牧場の我が家
そこでは、鹿やアンテロープが遊び
希望をなくすような言葉は、誰もほとんど口にせず
空が一日中雲で、覆われるようなことないところに



天が明るく輝く夜
きらめく星々の光を受けて
私は何度ここで驚きのあまり立ちつくし
夜空を見つめて、考えたことだろう
人間界の栄誉など
この輝きには敵わないのではないかと

あこがれの牧場の我が家
そこでは、鹿やアンテロープが遊び
希望をなくすような言葉は、誰もほとんど口にせず
空が一日中雲で、覆われるようなことないところに
 


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いかがでしたでしょうか?
実は、日本語バージョンの峠の我が家は、
有名な歌詞あれど、実際にはたくさんの替え歌があります。

ですが、雰囲気は原曲と似ていますが、
歌詞の内容は、結構違います。

ここには、日本バージョンの歌詞はありませんが、
ほとんどの替え歌のテーマが【故郷】にあります。

それに対し、アメリカの原曲のテーマ【未来の家について】です。
緑豊かな田舎じみた風景こそ似ていますが、アメリカの歌を聴いて、
外国人が思い浮かべる情景と、日本人が曲を聴いて思い浮かべる情景は
違ってくると思います。


この動画を作成してくれた方は、とてもわかりやすく和訳してくださっています。
その為、とくに別途詳しく説明するところはありません。

ただ日本人が馴染みのない言葉がひとつありました。
【アンテロープ】これは動物です。

レイヨウと言えばピンとくるかもしれません。
日本的には、アンテロープレイヨウ となります。

更にレイヨウは漢字にすると羚羊です。

さらにこの漢字を訓読みにすると、

【かもしか】となります。

従って
アンテロープ=かもしか 

という解釈になりま・・・・・せん!

アメリカ的にはね。

豆知識程度に覚えておいてください。
アンテロープはいわば ヒトと同じく、
大まかな種類を表し、とある1個体の動物を指しません。

実際には、カラスやスズメ、ツバメなどを
【鳥】というような感覚と一緒です。
同じ鳥でも、ニワトリやアヒルやペンギンは、
あまり、鳥などと使わず、そのままの名前で言ったりしますよね。

私たちが、よく鳥という総称を使うのは、
主に、飛んでいる翼のついた動物を指している気がします。

それに似ています。
シマウマのような、馬の形をしていて、ツノを持ち、草食で、
そこから、牛類、かもしか類、ヤギ類、ひつじ類を除いたもの

とされています。

主な動物としては、インパラ、オリックス、トムソンガゼルといった、
なんというか、ライオンがいたら、真っ先に獲物にされてしまいそうな
動物の総称です笑



・・・と熱く語りましたが、これはあくまでアメリカ的にはです。

日本的には、アンテロープ=かもしかで大丈夫です。


長野県には、アンテロープ塩尻という、サッカーチームもあり、
それは県の動物であるかもしかを表しています。

まぁ、私たちは、ふだんはカモシカをカモシカといいます。
さらに、日本の国土にはアンテロープといわれるような動物は、
ほとんど存在していない為、この言葉にはなじみがありません。

だから、おそらく、この音楽を和訳し日本的にすると、
アンテロープやバッファローがいない日本には、情景が不自然となる為、
歌詞の内容が、変わっているんだと思います。
 
それを考えると、本来のアメリカの解釈する、家を持ちたい場所は、
峠というよりは、牧場のような、広い草原地帯を表すのではないか
とも思います。
日本ですと、そのような場所が当てはまるのは、北海道がいいとこです。


まぁ、歌詞の違いはなんとなくおわかりいただけたでしょうが、
実際、どうして故郷をテーマにしたかまではわかりません。


その話は一旦終わりにして、なんにせよ、この曲は詳しくは知らないけど
なんだか、聴いたことがあるなぁ・・・
って思った方いると思います。


それはおそらく

電話の待ち受けメロディー


でよく使われている音楽だからです。

携帯電話やスマホが主流の今日ですが、今でもどこかの会社に電話とか
すると思います、それの待ち受けメロディーを聴いてみてください。

おそらく、5社に1社はこの曲を選定されているはずです。

なんとなく、穏やかで懐かしいような音楽の旋律・・・
なぜか音楽だけで、日本の歌詞のような故郷を感じる、
なんというか【和】の雰囲気がするような・・


何よりも大事なのは、歌詞でも音楽でもルーツでもなく、

聴いた後、自分が感じたもの


だと思います。

心を奪われれば、それでいいし
故郷を思い出したら、それでいいし
アンテロープが気になったら それでいいし
アメリカに行きたくなったら それだっていいんです



歌の練習をしたかったら、是非この動画で発音の練習をしてください★
この女性の発音は、とても日本人に聞き取りやすく歌ってくれています(^ ^)


ーーおまけーー

カモシカのような足

って、スラっと細長いという意味で、褒め言葉として使いますが、
実際のカモシカの足は、野太いです 笑

正しくは
アンテロープのような足
という意味合いで使われています。

でも、実際に、そのように言わないでください。
どうせ通じないので 笑



それでは、みてくれた方ありがとうございます★


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牧場の女の子のイメージ
この絵にはモデルの女性がいます。