【Lyric Art】リリックアート 洋楽の歌詞・和訳解説 (*´∀`*) フリートーク有り

※2018・5.21※ 【ブログ名変更しました】
 [過去ブログ名] zuzurelliの洋楽歌詞の和訳と擬人化のブログ
ここでは、主に洋楽の紹介や、歌詞の翻訳を行っています。
また、個人的に大好きなCimorelliというグループを紹介しています。
あと、洋楽の紹介と同時に、直感的にイメージが沸いた絵を掲載しています。   
その日の気分により、絵の画風が変わりますが、 ぬるい目で見守っていただけたらと思います・・

Tag:死

  早すぎるAvicii の死・・・
あまりにも衝撃的なニュースに世界中の人たちが悲しみに包まれています


【もし時間を戻せるならばこの曲のこの歌詞を届けたい】

※残念ながらこの曲にPVは存在しないようです


管理人zuzurelliはAviciiが好きで、彼の歌詞に関しては
かなり熱く、説明、語り、そして伝えました
だからこそ、一連のニュースに驚きと悲しみを隠しきれません。

今から紹介する曲は、実際にはAviciiには関連性が無く
まだ有名とはいえないシンガーソングライターの女性が歌ったものです。

しかも、最新の曲というわけでもありません。

そんな彼女の名は
【Lauren Aquilina】ローレン・アキリーナ と発音します。
彼女はイギリスのシンガーソングライターで、2011年から活動していますが、
2016年以降は活動を停止している模様です。

そんな彼女の先駆けの曲であるこの【King】という曲は、
僕がAviciiが生きているうちに伝えたかった想いが
この歌詞にリンクされていて、とても目頭が熱くなってしまいます。

優しい歌声にこめられているのは、
相手を鼓舞し、迷いの払拭を願った
すばらしい人生の応援歌なのです。


Aviciiは何かに悩んでいたのは間違い無く、
仕事の多忙さによる、人生への悩みと健康の問題もあったようで、
心身がぼろぼろだったというのは、後になってわかってきています。

皮肉なものです、彼はEDMやDJ界ではもはや神の領域の存在です。
ですが結果としてそんな音楽の才能が彼の寿命を短くしたといっても
過言ではありません。

結果自殺という、一番悲しい結末をたどってしまった彼ですが、
もし彼に相談できる相手、相談できる時間があれば
少なからず、最悪の道には進まなかったのではと思っています。

もし彼が人生のビジョンに悩んで、追いつめられて
この世を去ってしまったのでしたら、
せめてこの曲を生前に聞かせたかったという、
私自身の想いがこめられたこの曲のメッセージを、
この度は皆さんに共有しようと思い、紹介したいと思います。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


You're alone, you're on your own, so what?
Have you gone blind?
Have you forgotten what you have and what is yours?
Glass half empty, glass half full
Well either way you won't be going thirsty
Count your blessings not your flaws


※サビ------------------------------
You've got it all
You lost your mind in the sound
There's so much more
You can reclaim your crown
You're in control
Rid of the monsters inside your head
Put all your faults to bed
You can be king again
---------------------------------------


You don't get what all this is about
You're too wrapped up in your self doubt
You've got that young blood, set it free

You've got it all
You lost your mind in the sound
There's so much more
You can reclaim your crown
You're in control
Rid of the monsters inside your head
Put all your faults to bed
You can be kingvv


There's method in my madness
There's no logic in your sadness
You don't gain a single thing from misery
Take it from me

You've got it all
You lost your mind in the sound
There's so much more
You can reclaim your crown
You're in control
Rid of the monsters inside your head
Put all your faults to bed
You can be king



※サビ くり返し

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
和訳】


君は孤独で誰も助けてはくれない、だからって何?
周りが見えなくなった?
君は忘れたの?自分が持っている能力、そして君が何なのか?
足りないとはいわずとも満たされない、半々のグラスの水
まあどちらにしても、君の喉が渇くことはないのだろう
君の欠点を数えるよりもさ、君の祝福を数えようよ



※サビ--------------------------------
君のいう通りさ
君は音によって自身の心念を失ったんだ
そのようなことはいろいろあるさ
でも君は冠を取り戻すことができる
君はコントロールするんだ
頭の中のモンスターを追い払い
弱点や欠点なんかベットに寝かせてさ
君は再び王になるんだ

-------------------------------------------


君はこれらについて何も知らない
君も自身の疑問に包まれている
とはいえ、君は若い血を持っている、故に自由だ

君のいう通りさ
君は音によって自身の心念を失ったんだ
そのようなことはいろいろあるさ
でも君は冠を取り戻すことができる
君はコントロールするんだ
頭の中のモンスターを追い払い
弱点や欠点なんかベットに寝かせてさ
君は王になるんだ


私の狂気には理由付けがあるけど
君の悲しみにはそれがないんだ
君は悲しみから一つとして得ることはしない
信じて 私を

君のいう通りさ
君は音によって自身の心念を失ったんだ
そのようなことはいろいろあるさ
でも君は冠を取り戻すことができる
君はコントロールするんだ
頭の中のモンスターを追い払い
弱点や欠点なんかベットに寝かせてさ
君は王になるんだ


※サビ くり返し


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

・・・・いかがでしたでしょうか。
とりあえず一旦はAviciiとの関連性を忘れて、
この曲を作ったローレンの歌詞の本来のメッセージを
和訳してみました。


この曲はゆっくりで、単語が結構ひとつひとつ区切られて
発音し、歌われているため、
英語の勉強や発音練習にも役立つ曲だとも聞いて感じます。

さて、彼女はこの歌詞をどういう思いで作られたのでしょう。

まず、一度聞いて気づくことがあります。
それは、たくさんYouという単語が出てくる事です


実はこの曲には、人生に悩んだ男性がいることが前提として、
彼を歌詞上でYouとして作られています。


この歌詞上で主人公として存在しているYouは、
可もなく不可もなくといったような、
突出したような個性は無く、だからといって、
悪目立ちもしないような性格なんでしょう。


歌詞の冒頭の5行で、うまく遠まわしに
それを説明しています。

↓歌詞↓
君は孤独で誰も助けてはくれない、だからって何?
周りが見えなくなった?
君は忘れたの?自分が持っている能力、そして君が何なのか?
足りないとはいわずとも満たされない、半々のグラスの水
まあどちらにしても、君の喉が渇くことはないのだろう


面白いですよね
特に4行目と5行目の表現が、僕は大好きです。

英語表記は
Glass half empty, glass half full
直訳は
足りなくは無い半分の水
満たされない 半分の水


Glassとは、ガラスのコップに注がれた水という意味です。

これは、彼の能力を比喩表現として歌詞にされています。
つまりは可もなく不可もなく・・・・普通といったところ。
偏差値は50です。

そして5行目、のどが渇くことが無いというのは、
飽くなき欲求や、向上心が無いということです。

偏差値50の草食系男子?ですかね・・
今時の若い人にあてはまる方は多いのではないかと思います。

ですが、そんなYouにあたる男性は、
そんな自分に悩んでいるようです、どうもネガティブ思考のようです。


そんな彼に対し、悪いところは見ないで、
自分の良いところを探していって向上させればいいじゃん!
って感じで、鼓舞し応援しているのです。

サビはまさにそんな感じです。
そんなネガティブな彼に、
頑張れっ
て言っている歌詞なのです。


比喩表現が素敵です。
欠点や弱点はベッドに寝かせるという表現は、
ネガティブ要素にはおやすみしてもらうという意味合いがあって、
つまり、さよなら バイバイというような、決別の意味があります。

そして、曲のタイトルにもなっている
【King】
直訳は、王様です。

You can be king again

サビのラストの歌詞がとても素敵です。

君はふたたび王様になれる


こんな風に誰かに応援してもらえたら、
男性としてどんなに嬉しいことでしょう。


王様という言葉も実際は比喩表現です。


王様と介して、
人生の主人公
はたまたスーパーマン
強き男性


など、たくましさを願った意味合いをこめてKing
ひとくくりにして表現しています。

つまりは、素敵な男性になってね・・・・と。


この音楽は、要約すると、
落ち込んだ男性に対し、彼女か友達が
応援して励ましている曲なのです。


とくに男性側が傷つくような言い方をしない、
優しく包み込む音楽と言葉のかけ方が、
実に心地よいです。


男性ならこの気持ちはとてもよくわかると思います。

この曲の最大の注目するべきところは
つまりは男性を想う一途な女性像だったりします。



優しさというのは、どんな時にでも必要というわけではありませんが、
優しさを最後まで受けれないまま、知らないまま育った人というのは
第三者の目線から見れば、
とても悲惨で、通常ではありえないような境遇の生き方をしている
人がほとんどです。これは世界共通です。


********************

ここから、Aviciiの件にもどりますが、
自殺をするに至ったというのは、想像するだけで、
悲しく感じます。

といいますのも、自殺というのは簡単な意思では実行できないからです。
僕だって考えたこと無いわけではありません。

ですが、当然実行に移したことなど無く、今となってはどうして自殺なんて
考えた時期があったのだろうと思うほどになっています。

自殺するにあたるタイミングというのは、
いろんな、悲しい要素がすべて合わさるという、逆奇跡が起こらないと
発動されないと思います。

例えば、受験で成績が最下位になったとか、よくあるのがいじめですがね。
ですが、1方向のネガティブ要素で人は簡単に自らを終わりにはできないものです。
少なくともあと1方向からの圧力がないと

例えば、成績が最下位で家族にもネガティブなことを言われた。とか
いじめが原因で相談しても、逆に家族に怒られた。等々

つまりは逃げ場がなくなって、人生の居場所が無くなる一時の悪い要素の過渡期が
自殺につながります。

それにプラスして、病気の問題や、薬の性能もプラスされると、
いよいよ逆奇跡の完成です。

本来でしたら、この逆奇跡のタイミングに差し掛かる前に、
優しさを受け取ることができれば、何かのタイミングや
悪い要素が足りなければ、自らの首を絞めるなんて
自虐行為は無いものです。

いろんな悪い要素、タイミング、想い、体、薬

この重なりがAviciiを死に追いやったとしか考えられません。
もし彼が生きていて数年したら、
どうしてあの時自殺なんか考えたんだろうと思うはずです。

しかしながら、逆に言えばそれほどまでに彼は
心身ともに衰弱していたのでしょうね。

生前、一度彼は音楽を引退していましたが、あれこそが彼の本意だったのでしょうね。
復活した際は、世界中で歓喜したのですが、
そういった彼への期待が彼の死を早めてしまったと捉えてしまっても
仕方ありません。


家族の声明に、そっとしておいてほしいとありました。

私たちにできることは、彼の音楽を聞いて、
Aviciiってすごい人だったなぁ・・・と心にしまって
忘れないことだと思います。


奇しくも音楽というのは、忘れにくく心に残りやすいものです。
彼は間違いなくEDM界の【King】でした。

今回紹介した曲解とは、じつは必ずしも
Aviciiにあてはまっているとはいかないものの、

サビ中の
You lost your mind in the sound

だけは、Aviciiに対しての想いで和訳しました。
音によって、彼の心は失われてしまったのです。
彼にとって大好きな音楽によって・・・
皮肉なものですね ;;

ですが歌詞中の男性と違って
どちらかというと、向上心の塊だった彼ですから、
死しても尚、大好きな音楽を天国で
作り上げているような気がしてなりません。


頑張り屋さんですから Aviciiは ^^


そんな彼は天国でも再び【King】になれるでしょうね



~You can be king again!!~




BlogPaint

余談ですが、この曲は世界的に有名とまではいかないものの、
一部のジャンルではちょっと人気な曲となっています。
理由はわかりませんが、この曲のタイトル【King】よりも、
【You can be king again】という曲タイトルだと思っている人が多く
それで検索すると、結構MAD動画として挙がっていたりします。
気になる方は、それで検索して見てみても面白いですよ^^





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《どんなに苦しい事があっても、辛い事があっても、私たちの本能は生きたがっている》




の歌は一度聞くと、耳から離れることが出来ない。

Aliveという言葉は日本でも、よく聞く単語だが、
ここまでこの単語に想いを込めて歌った(叫んだ)歌手は、
この人しか、僕は知らない。


・・・と意味深な出だしで、この曲を紹介しようと思います。

さて、この歌の歌手は、世界では知らない人はいないレベルです、
日本では、洋楽に興味が無ければ、まだ認知度は低い方かもしれませんが、
【Sia】読み方はシーアです。

この歌手が、なぜ有名なのか?

それは単純に、歌唱力がものすごいからです。
しかも独特な声量とハスキーさが、さらに私たちを魅了させます。

そして、歌もさながら、パフォーマンスも、とびっきり独特です。
一言で言えば、顔を見せません。

見せませんが、LIveなどでは、しっかりと登場して、歌います。
厳密に言うと、ものすごい個性的な髪の毛で顔の鼻から上を覆い、
口しか見えないようにしています。

そして、すみっこで歌います。

当然理由はあるのですが、とりあえず簡単に紹介します。

この女性は、オーストラリア出身で、オーストラリアで5本の指に入る資産の持ち主でもあります。
この資産は、当然自らの歌詞と歌で築きあげて来たものです。

まぁ、Siaくらいの大物になると、お金が欲しくて歌っているという領域を、とっくに超えているとは思いますが。



そしてこの曲のタイトルは、先ほども紹介しましたが、
【Alive】です。
意味は【生きている】です。


この歌は、実は日本でも知っている人は多いかもしれません。
PVの主人公が日本人だからです。

武を極めようと、ひたすら型に取り組む少年です。
実際は、【演武】というものです。

これは、実は国際競技にもなっていて、
日本だけではなく、世界各国でこの型を練習している人がいます。


しかし、子供のうちからここまで極めているのは凄いです。

将来が楽しみですよね!



・・・・・コホン



先ほど少年といいましたが

失礼


少女です!


名前は
高野万優(たかの まひろ)ちゃん

まだ現時点で10歳にも満たしていません。

この子の演武の動画を何個か見てみましたが、
かなりものすごい気迫です!

出だしの一声が、少女の出す声量をはるかに超えています。
動きも、大人顔負け。

大人より背が小さい分、小回りが利く為、
より俊敏にさえ見えます。



Siaが、どういった経緯で、この子をPVに抜擢したかは定かではありませんが、
この気迫そのものが、生きる気力と捉えれば、
このPVには、ピッタリなのかもしれません。



そんな鬼気迫るほどの気迫を映したこの歌は、
一体どんな歌なのでしょうか?

それでは歌詞を載せていきたいと思います。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


I was born in a thunderstorm
I grew up overnight
I played alone
I'm playing on my own
I survived


 
I wanted everything I never had
Like the love that comes with light
I wore envy and I hated that
But I survived


I had a one-way ticket to a place where all the demons go
Where the wind don't change
And nothing in the ground can ever grow
No hope, just lies
And you're taught to cry into your pillow
But I survived

※サビ----------------------------
I'm still breathing 
I'm still breathing
I'm still breathing
I'm still breathing

I'm alive 
I'm alive 
I'm alive 
I'm alive
-------------------------------------- 

I found solace in the strangest place
Way in the back of my mind
I saw my life in a stranger's face
And it was mine


I had a one-way ticket to a place where all the demons go
Where the wind don't change
And nothing in the ground can ever grow
No hope, just lies
And you're taught to cry into your pillow
But I survived



※サビ くり返し 



You took it all, but I'm still breathing ×8回


I have made every single mistake
That you could ever possibly make
I took and I took and I took what you gave
But you never noticed that I was in pain
I knew what I wanted I went out and got it
Did all the things that you said that I wouldn't
I told you that I would never be forgotten
And all in spite of you



※サビ くり返し


I'm alive 
I'm alive 
I'm alive 
I'm alive

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
【和訳】

雷の嵐の中で私は生まれたの
夜中(闇の中)で私は育ったの
遊ぶのも独りぼっちだった
何をするにも自身の力で
なんとか生きてきたわ


私は何でも欲しがった
光が差し込める愛のような物は持っていなかったから
私は嫉妬心を全身に纏ったわ
そしてそんな自分を嫌っていた
でもね
私はそれでも生きてきたの


全ての悪魔が行けるような場所の片道切符なら持っていたわ
そこは風の吹く向きすら変わらない
何も育たない場所だったわ
希望は無く、嘘だらけで
枕の中で泣くことを、あなたから教わったわ
でもね
私はそれでも生きてきたわ


※サビ--------------------------------
私まだ息をしているわ
私まだ息をしているわ
私まだ息をしているわ
私まだ息をしているわ

私は生きているの
私は生きているの
私は生きているの
私は生きているの

-----------------------------------------



私は安らぎを見つけたの
心の中のとても奇妙な場所で
私は人生を振り返った、他人の顔で
それらの場所も人生も私のものだった


全ての悪魔が行けるような場所の片道切符なら持っていたわ
そこは風の吹く向きすら変わらない
何も育たない場所だったわ
希望は無く、嘘だらけで
枕の中で泣くことを、あなたから教わったわ
でもね
私はそれでも生きてきたわ


※サビ 繰り返し


あなたは私から全てを奪っていたわ
でもね、私はまだ呼吸しているの・・・ ×8回


間違いはたくさんしてきた
それはひょっとしたら、あなたもやりそうなことよ
あなたがくれたものは、私は手にして手にして手にしたわ
でもあなたは決して気づかなかったわ
私が悲しんでることに
欲しかったものは知ってて、そのうえで手にしていたわ
したくなかった事も、あなたに言われてやってきた
私はあなたに言ったわ
私はあなたを忘れることは決してないなぁって
あなたが全てだということにもかかわらず


※サビ 繰り返し


私は生きているの
私は生きているの
私は生きているの
私は生きているの

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

いかがでしたでしょうか?

たぶん、最初に聞いてまず分かったことは、
歌詞のカラーがとてつもなくダークな事だとだと思います。

安らぎや、喜びというようなイメージとは、完全に正反対です。


この歌詞は、あたかも体験談であるかのように表現されていますが、
実際のところ、体験談という旨のコメントはありません。


この歌詞サビでもある、【I'm still breathing】
このフレーズは、実はSia本人のオリジナルではありません。

Siaが、アメリカのとあるテレビ番組で、紹介された青年の言葉に感銘を受けて、
このフレーズを使ったらしいです。


それと、そもそもこの歌詞は、SiaがAdeleという歌手に向けて作り、
更にAdele本人も歌詞に手を加えたという話もあります。


ですから、生生しい歌詞の表現こそあるものの、
体験に基づいているかは、ちょっと謎です。


ですが、僕が思うに、
この歌詞に、Siaの体験の5割以上は気持ちが込められているような感じがします。




ここでSiaという歌手を、少し掘り下げていきましょう。

Siaの歌は、ほとんどが、このAliveの歌のように、暗めで、
心に闇が映っているような表現で歌われています。

彼女独特の、かすれ声の悲痛な叫びにも似た歌い方も、
特徴の一つで、これがまたすばらしく心にダイレクトに伝わります。


シャンデリアというタイトルの曲で、たちまち世界中にSiaの名が広りましたが、
それが2013年の事。
ですが、彼女はもっと以前から、歌ってテレビにも出ていたし、
顔も普通に出していました。

その当時の歌を聞いてみましたが、結構明るめの曲で、
現在の歌とは雰囲気も全然違います。


●どうして、曲調は風貌を変えたのか?


答えは、愛する人の突然の死が、すべてのきっかけになります。

以前付き合っていた彼氏の交通事故死によって、
Siaはショックを受けて、
精神的に参った時期があったそうです。



その精神状態が長引いて、少しでも紛らわそうと、
酒や薬に頼った時期もあり、
精神的な病気による、バセドウ病にもかかってしまい、
顔が豹変したらしいのです。



この時期が、Siaにとっての闇の時期であり、
闇の誕生でもあります。


そして、この時の状況を表現した歌【シャンデリア】が、
とてつもなく大ヒットして、現在のSiaが存在しています。


Siaがここまで有名になったのは、バセドウ病による顔を見られたくない思いか、
顔を出さなかったり、後ろを向いたりして歌ったため、
逆に目立ってしまい、話題をさらって、皮肉にも世界的に知られる歌手となったのです。




こう説明すると、Siaはとても暗いイメージに見えるかもしれませんが、
プライベートの会話では、いたって普通で、むしろ明るくてかなり笑って話します。


ですが、歌となると、たちまち意味深な闇を表現してきます。


おそらくですが、Siaにとってこの闇は、もう逃れる事の出来ない
人生の一部になってしまったんだと思います。


プライベートや番組で明るくても、私たちはSiaが一人で部屋にいるときの心境を知りません。

もしかしたら、過去をずっと引きずっているのかもしれません。
交通事故死なんて、突然の事だったでしょうか、天国から地獄です。


随所に見られる、闇の歌詞は、事故死した彼氏をずっと引きずっているのかもしれません。
現在は、結婚はなされてるみたいですけどね。


Aliveの歌詞にある、
悪魔への片道切符という表現、これはたぶんですが、
ドラックや酒におぼれた過去を表現しているような気がします。

そして、ここで使われる【You】の存在、
これは、2通りの見方ができます。

Siaの体験談に基づくならば、このYouは彼氏を意味するのかもしれません。

8回も連続で繰り返す歌詞
You took it all, but I'm still breathing

(あなたは私から全てを奪っていたわ

でもね、私はまだ呼吸しているの・・・)

これが、彼氏と当てはめれば、
彼氏による死が、Sia本人の人生をもっていってしまった
ともとれますよね。


ただ、歌詞にあるYouは悪意があって、ここでの主人公のIは被害者みたいな
表現をしているため、見方をかえれば、
このYouは、社会 つまり、世間の人々という捉え方も出来ます。


まぁ、この歌詞は、もともとSia本人が歌う予定の曲ではなかったため、
歌詞の意味を完璧に追求するのは、難しいです。



みなさんが
この歌詞と歌っている彼女の表現を体感して、
何を感じたか


これが一番大事だと思います。


サビの歌詞がシンプルで繰り返しているだけなのに、
どうしてあそこまで、力強くも切なく歌い込めることができるのか

【私は、生きている】

この一言に込められた思い。


この歌詞の主人公にとって、生きているのが幸せな事なのか、
不幸な事なのかすら分からない表現です。


ですが、だからこそこの歌詞に引き込まれます。


いっその事死にたかったのに、まだ生きているのか・・

死にかけてしまったけど、幸せを信じてかろうじて今もまだ生きているのか・・


あなたはどのように感じましたか?
そして、あなたはどっちの思いで生きていますか?


どちらにせよ、私たちは現在進行形で生きています。
身体は、本能で生きようとします。

だから、息もします。
食事もします。
睡眠をとります。

私たちの意識なんて、本能には勝てないものです。
この生を、どのように使っていくかは、私たち次第です。

幸せと、不幸があるとすれば、この行動の違いだけだと思います。


私たちは、心の中で死にたいと願っても死ねません。
自殺する人は、結局死を、自然や周りの力に頼っているだけです。

飛び降りや首吊りなら重力、電車なら動力といったような。


自分の力で死ぬというのは、それこそよほどの覚悟が必要です。



それほどまでに、身体というものは生きたがっています。

ですから、生きているうちは、せめて幸せな人生を歩みたいものですね★




本日も長々な文を見ていただきありがとうございます(*'ω'*)



image


沈んでいきながらも、まだ生きている というテーマ



※おまけ※
こちらは日本で認知されるきっかけになった動画
女優の【土屋太鳳】バージョンです



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《この歌が出来たきっかけは、父親が死んでしまったから・・・
物語調の過去、そして未来に向けての人生への葛藤が錯綜する、類まれな感動曲だ》

   



ーロッパから火が付き、今や世界中で注目を浴びているこの曲
さて、日本でもこの曲は流行るのでしょうか。


2016年の洋楽ヒット曲は、もはやこの曲無しでは語れません。
タイトルは【7Years】 意味は【7歳】です。

そしてこの歌を歌っているのは
【Lukas Guraham】 (ルーカス・グラハム)といいます。
デンマーク発の4人組バンドです。

しかしながら、この名前、実はボーカルの名前だったりします。
ボーカルの名前がそのままバンド名という事です。

おととしまでは存在すら知られてなかった彼らが、
どうして世界中で大ヒットを記録しているのか、
その答えはこの曲の歌詞にあります。


まずは歌詞と雰囲気を感じていただけたらと思います。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

Once I was seven years old my momma told me

Go make yourself some friends or you'll be lonely

Once I was seven years old


① 

It was a big big world, but we thought we were bigger

Pushing each other to the limits, we were learning quicker

By eleven smoking herb and drinking burning liquor

Never rich so we were out to make that steady figure


Once I was eleven years old my daddy told me

Go get yourself a wife or you'll be lonely

Once I was eleven years old


I always had that dream like my daddy before me

So I started writing songs, I started writing stories

Something about that glory just always seemed to bore me

'Cause only those I really love will ever really know me


Once I was twenty years old, my story got told

Before the morning sun, when life was lonely

Once I was twenty years old


I only see my goals, I don't believe in failure

'Cause I know the smallest voices, they can make it major

I got my boys with me at least those in favor

And if we don't meet before I leave, I hope I'll see you later


Once I was twenty years old, my story got told

I was writing about everything, I saw before me

Once I was twenty years old


Soon we'll be thirty years old, our songs have been sold

We've traveled around the world and we're still roaming

Soon we'll be thirty years old


I'm still learning about life

My woman brought children for me

So I can sing them all my songs

And I can tell them stories

Most of my boys are with me

Some are still out seeking glory

And some I had to leave behind

My brother I'm still sorry


Soon I'll be sixty years old, my daddy got sixty-one

Remember life and then your life becomes a better one

I made a man so happy when I wrote a letter once

I hope my children come and visit, once or twice a month

Soon I'll be sixty years old, will I think the world is cold

Or will I have a lot of children who can warm me

Soon I'll be sixty years old


Soon I'll be sixty years old, will I think the world is cold

Or will I have a lot of children who can warm me

Soon I'll be sixty years old

 

Once I was seven years old, momma told me

Go make yourself some friends or you'll be lonely

Once I was seven years old

 

Once I was seven years old


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
【和訳】

7歳になったとき 母さんが言ったんだ

"友達を作りなさい、さもないと孤独になってしまう"って

あれは7歳の頃だったよ


① 

世界って大きくて本当に大きくて

でもね、僕らはそれ以上に大きい存在だと思ったんだよ

常に互いに限界に挑戦して、知識を吸収してきたんだ、急ぐように

11歳の頃には薬や酒も飲んだりしてさ

お金持ちではなかったから、僕らは稼ぐしかなかった

 

そんな荒れ暮れた11歳の頃に父さんが言ったんだ

"結婚をしてパートナーを作りなさい、さもないと孤独になる"って

11歳の頃だったよ


僕はいつも夢を持っていたよ、父のようにね

だから歌を作り始めたんだ 小説も書き始めたよ

いつかの栄光のために、でもただいつも退屈だったなぁ

本当に愛するものだけが、僕のことを理解してくれるだろうけどさ・・

 

20歳の時ちょっとだけ有名になった     ※ニューヨーク で一人暮らしの頃

でもまだ一人での人生に陽がさしてない、さびしかったなぁ・・

20歳の頃だったよ


僕はゴールしか見えてないから、失敗など信じない

小さな声もたくさん増えれば大きな糧となるからね

僕には友達がいる そいつらは良き賛同者

もし今僕らが会えなくても

僕は望むよ、君たちと会えるだろう未来を

 

20歳の時 ちょっとだけ有名になった

僕が目にしたことをすべて書いていたんだ

20歳の頃だったなぁ


そろそろ30歳、そのころには僕たちの歌が売れるんだ

僕たちは、まだぶらぶらと前進している途中さ

そろそろ30歳になるんだなぁ

 

僕はまだ人生について学んでいる

僕の妻が子供を産んでくれた

だから子供のために歌うことができる

そして、子供へ僕の生きざまを伝えることができる

いまだに友達はたくさんにいるけど

何人かは大きな夢に向かって頑張っている

そして何人かとは、縁を切らなければいけない

仲間よ 申し訳ない・・・ 


いずれ僕は60歳  父は61歳で死んだっけ・・

生を実感するんだ、そうすればより良い人生を送れる

一度だけ手紙を父に書いたんだけど、とても幸せにそうだったよ

月に1,2度でいいから僕の子供たちが訪ねてくれることを願うよ

いずれ僕は60歳だ  そのころ世界はひどく冷たくなっているのかな

それか、たくさんの子供たちに恵まれて暖かくなっているのかな

いずれ僕は60歳・・・

 

いずれ僕は60歳だ  そのころ世界はひどく冷たくなっているのかな

それか、たくさんの子供たちに恵まれて暖かくなっているのかな

いずれ僕は60歳・・・

 


 7歳になったとき母さんが言ったんだ

"友達を作りなさい、さもないと孤独になってしまう"って

あれは7歳の頃だったよ

 

あれは7歳の出来事だったんだ


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

いかがでしたでしょうか?
この歌の最大のテーマは【人生】です。

ですが、その道筋は、誰一人として同じではありません。
1人1人がそれぞれの道を歩んでいくわけです。
たとえそれが、明るい道でも暗い道でも・・・

もちろん、人は明るい道を望み、願い、それを目指して歩いていくものです。
ですが、本当に明るい未来というものは、歩いている道中にはわからないものです。


なんとなく歩く足を止めて、パッと後ろを振り向いたとき、
その時に、自分の生き方が明るかったのか暗かったのか、答えが見えてくるようにも感じます。

この歌は、いわば人の共通した人生への漠然な願いと不安が入り混じった歌詞だから、
たくさんの人に共感がもてる感動曲になったのではないでしょうか。



さて、この歌詞をちょっと説明していきましょう。

この歌詞はボーカルのルーカス自身の体験談に基づいています。

明るい人生への道しるべとして、親が子へ託した言葉

『友達をたくさん作りなさい』
『結婚しなさい』

これが出来なければ、
孤独で寂しい人生だよ


とってもシンプルなのですが、的確な親としてのアドバイス、
ですが、これがおそらく万国共通の幸せな人生への近道ですよね。
   
ちなみに僕が一番好きなこの曲のフレーズ
《It was a big big world, but we thought we were bigger》
※so bigじゃなくて、big bigと 繰り返し使うところがたまらなく好き!


子供の時って当たり前ですが、世界が大きいってわかっていても、自分の方がでっかいんだ!
って思ったことありませんか?
考え方が甘っちょろいですが、俺らが最強!みたいな有頂天な気分の事です。

男というものは、ちょっと集団になると、だれもが感じてしまうんですよね。

個人的な経験では、僕は良く空を眺めながら、ぐるぐると回っていた時期がありました。
そのうちに、なんだか僕自身が地球を回転させているみたいな気分になって、長い間優越感に浸っていられるんですよね (そしてもれなく気持ち悪くなるのですが 笑)

限度という言葉を知らない子供時代、
限度を知らない、制限が無いという事は【無制限】


つまりは無限の可能性を信じていた時代です。

だから①の歌詞は少年時代特有の懐かしさが漂う、
とても素敵な歌詞に思えるんです。



この歌詞は③までは、過去の体験談が書かれていますが、
④からは、未来の話をしています。


ルーカスは現在27歳で、現在はまだ独身だからです。


ですから、この歌詞は途中から、
人生への漠然たる予想や不安と願いが入り混じっています。


■どうしてこのような歌詞にしたのでしょう?

その答えは、
《My daddy got sixty-one》
という歌詞にあります。

この一節は、他の翻訳サイトではうまく訳されていませんでしたが、
ここが一番重要な歌詞です。



これは【父さんが61歳で死んだ】と訳します。


この曲が、この歌詞として出来上がった理由は、
父の死にあります。



ルーカスは父親の事をとても尊敬していたそうです。
歌詞中にはありませんが、
とある記事には、
"僕の父は本当に完璧なひとだった"
と言っている程にです。


■どうして歌詞に60歳の未来が書かれているのか?

それは、父親と自分の生き様を重ねてみているからです。


父親は夢を持ち続けながら、結婚し、
母親が、ルーカスを産んでくれて
そしてルーカスを大事に育て上げました。

だからこそ、ルーカス自身にも大きい夢を持ち続ける事ができ、
シンガーとして大舞台に羽ばたくところまでに上り詰める事ができたのでしょうね。


親からしてみれば、自分の愛する我が子が、
親を大切に想っていてくれて、且つ仕事も順調となれば、
親としての大役を全う出来て、さぞ幸せだったでしょう。


その幸せをかみしめてからの死・・・61歳は少々早い死です。
もちろん死は、悲しい事ですが、表現を変えれば、
【太く生きる事ができた】とルーカスに伝える事が出来たと思います。

だからこそ、人生を全うして亡くなった父に対して、
自分が60歳になるころは、どうなっているんだろうか

という一抹の不安が入り混じった、ある意味は願望にさえも思える
感慨深い歌詞になっているのです。



60歳の時に世界が冷たく思うシチュエーション

それは、友達がいなくて結婚もしていないので、
子供もいない、両親はとっくに亡くなって、
ひとりぼっち・・・・


ルーカスは、このシチュエーションを不安として歌詞にしています。

もちろん幸せなシチュエーションは、その逆です。

つまりは、父親がたどってきた道。


父親を尊敬しているからこそ、父親のような人生を送りたいという
願いと、本当にその道をたどることができるだろうか という不安が
見事に歌詞に表れています。


この想いは、おそらく誰でも持っているのではないでしょうか。
僕自身、現在は独身で、父親がたどってきた道に、未だ達していないので、
この歌詞の意味が凄く伝わります。


年をとってから、振り向いたときに誰もいなかったら寂しいですよね。
だからこの歌を要約すると

幸せな人生を送る為のアドバイスとして、
母親と父親は自分に
『友達作れよ・結婚しろよ』と諭してくれた。
この言葉を忘れずに、夢に向かって幸せに生きていきたい


という歌なのです。


この歌が、世界中に共感される一因としては、
僕もそうですが、未来に対する漠然たる不安をみんな持ってるからなのでしょうね。

それと同時に、年をとった時に自分を思ってくれる家族や仲間がいてほしいという
願いを誰もが持っているからこそ、
この歌詞と、ピアノソングの寂しげな曲調が一層心に響くのだと思います。


・・・・・というわけで、みなさんいかがでしたでしょうか。

いろいろと考えさせられる歌ではなかったでしょうか。
今回も長々と説明していきましたが、最後まで見てくれた方ありがとうございます♪



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まだ新しいペイントアプリに慣れてません。
そして、これはもはや擬人化かどうかもわかりません(笑)




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